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NPO法人FBO特別サイト Last Updated 2015-06-29

HOME > 国境なき父親の会 > 国境なき父親の会 食糧援助基金(FBO Food Foundation) 設立趣旨

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設立主旨

Ⅰ.利益追求至上主義がもたらしたもの
 本来利益追求により生じる収益は、社会貢献や社員の生活維持など企業の事業目的を達成するための道具の一つであり、収益を生み出す行為自体が事業目的ではなく、ましてや、事業主の享楽のためでは決してありませんでした。ところが、高度成長期を経て国民の生活水準は飛躍的に向上したにもかかわらず、人々はかつての生活を忘れ、物資に満たされたより便利で快適な生活を求めて「お金」稼ぎに奔走し、企業でも収益の拡大に向けた事業の多角化や合併・買収等に経営努力が注がれるなど、「お金を生み出すこと」が全ての目的となりつつあり、現代社会では精神的なものよりもお金や物質の価値が重視され、あたかもそれが正しいことであるかのような錯覚に陥ってしまっております。また、拝金主義の風潮は、人々の心の中に物質的に満たされないことに対する恐怖を植え付け、その恐怖感が人々を「われ先に利益=お金」に狂奔させる悪循環を引き起こす要因となっていると考えれられます。 一方、精神的な価値が失われていなかったかつての社会では、現在ほど経営が多様化しておりませんでしたが、自ら似非社会的意義を掲げつつも最低限のモラルだけは有しておりました。しかし、利益追求に経営努力が集中した結果、当初は意識していた社会的意義すらもかなぐり捨て、大半が虚業の世界へと身を落とす結果を招くこととなりました。自分さえ良ければ、家族さえ、身内さえ、わが国さえ、わが民族さえ良ければとのエゴが大手を振って歩き回ったのであります。このような心の荒廃に起因する本末転倒は世界中で見られますが、利益追求至上主義の地球規模での席巻が、各地で争いを多発させ、ひいては戦争をも引き起こす要因となっていることは、もはや周知の事実であります。 現在の援助状況を考えて見ますと、先進国の常識や価値観を押し付ける教育援助や金銭のばらまきによる汚職を助長する援助、物質の大量供与による援助国の産業破壊を促す援助、1次産品の買上げによる植民地化的援助など、先進国の都合を優先した結果的には被援助者・被援助国の自立を妨げかねない援助が行われています。
現在我々に必要とされていることは、「自分さえ良ければ」という考えを改め、人類、地球生物の単位で真実を見極め、共存していく可能性を模索することであり、実際人類はそうできるだけの経済力と潜在開発能力を既に有しております。このことを再認識すれば、利益追求至上主義に躍らされることなく、生存の恐怖がもたらす拝金主義からも解放されることができるでありましょう。

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